【1月8日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で若い女性から携帯電話を盗もうとした強盗が返り討ちに遭い、「鉄の女」の愛称を持つ総合格闘技家から金品を奪おうとすることは得策ではないと思い知る羽目になった。

 総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」のストロー級ファイター、ポリアナ・ヴィアナ(Polyana Viana)は、5日深夜に自宅アパートの外で米配車サービス「ウーバー(Uber)」を待っていたところ強盗に遭遇した。

 ヴィアナがUFCのウェブサイトMMA Junkieに明かした内容によると、同選手は犯人に2発のパンチを食らわせて「裸締め(RNC、リアネイキッドチョーク)」で押さえ込むと、この不運な男を座らせて警察が到着するまで待機した。

 犯人は銃を持っていると脅したが、それが本物ではないと推測したヴィアナは、自分が行動を起こす前に「男が引き抜く時間はない」と判断。強盗を押さえ込んだ後、実際に武器がボール紙で作られたピストルであることが分かったという。

 ヴィアナがSNSに投稿した写真では、犯人と思われるタンクトップ姿の男が傷を負って血だらけになり、警察が到着するまで腕がらみで押さえ込まれて落胆している様子が確認された。

「男はあっという間にパンチを食らってから、恐怖を感じていたと思う」と話したヴィアナは、容疑者が警察に連行されてけがの治療を受けた後、自宅に戻って夕食を作ったと明かした。翌日になって少し手に痛みを感じたものの、深刻な状態ではなく他にけがはなかったという。

 リオ以外の都市でも路上強盗が横行しているブラジルでは、犯罪撲滅を公約に掲げたジャイル・ボウソナロ(Jair Bolsonaro)氏が新大統領に選出された。(c)AFP