【1月7日 AFP】米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は7日、同社上海工場の起工式に出席した。工場の設置によって将来、米中貿易戦争を回避し、世界最大のEV市場を誇る中国に同社の「クリーンな」自動車を直接販売することが可能となる。

 テスラによると上海郊外に建設される工場は、マスク氏にとって海外では、これまでのところ最大規模の事業展開となり、年間の生産能力は最終的に50万台に上る見通し。これにより、米カリフォルニア州を拠点とする同社の生産台数が劇的に増加することになるという。

 マスク氏は同社が発表した声明で、「中国は電気自動車の導入において世界的なリーダーとなりつつあり、持続可能エネルギーへの世界規模での移行を加速させるというテスラのミッションにとって、マーケットこそが重要である」と述べた。

 マスク氏は近ごろ、起工式のために近々上海を訪問するとほのめかしていた。だが7日の式典については、マスク氏が当日朝にツイッター(Twitter)で明らかにするまで公表されていなかった。(c)AFP/Dan Martin