【1月7日 AFP】テニス、ASBクラシック(2019 ASB Classic)は6日、女子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)が2-6、7-5、6-1でビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)に逆転勝ちして連覇を飾った。

 最後はアンドレスクのバックハンドがネットにかかり、1セットダウンから勝利を決めると、涙を流して喜んだゲルゲスは「序盤は何一つうまくいっていなかったから、この勝利は本当に大きい」と語った。

 また、第2セットも4-5とリードされながら、経験と忍耐力で巻き返した30歳は「きょうは自分の経験を生かし、重要な局面で勝負を仕掛けた。4-5の時にコーチが来て、打開策を見つける手助けをしてくれた」と付け加えた。

 一方、世界ランキング152位で大会入りし、予選から勝ち上がってきた18歳のアンドレスクは今週、元女王のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)やヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)ら3人のトップ50選手を破る快進撃を見せていた。

 この日の決勝も第1セットを簡単に奪うと、第2セットも5-4とリードして好調が続いていたが、そこから集中が乱れた。アンドレスクは「第2セットで5-4になった時は、集中力を維持するのが本当に大変だった。『どうしよう、あと1ゲームで優勝だ』と思ってしまった」「そこからはユリアに支配されてしまった」と振り返った。(c)AFP