【1月5日 AFP】テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2019)は5日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-2、6-2でジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)に完勝し、ここ3年で2度目の決勝進出を決めた。

 錦織はこの日、シャーディに全くチャンスを与えない圧巻のプレーを披露。快勝した準々決勝のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)戦後には、世界トップ5復帰を目指したいと明かした29歳は、その目標を達成するにふさわしい質の高さを見せ、わずか66分で勝利をつかんだ。

 シャーディの10本に対し、サービスエースの数は2本にとどまったが、素晴らしいリターンを武器に試合を通してプレッシャーをかけ、どちらのセットも2度のブレークを奪った。

 錦織は試合後、「きょうは全てがうまくいった」「コート上での動きは速すぎるくらいだった。本当に調子が良かった」「フィジカルとテニスの両面で完璧だったと思う。サーブとリターンのどちらもさえていたし、それがカギだった。よく動けていたし、最高だったよ」と語った。

 2017年大会は決勝でディミトロフに敗れて準優勝に終わった錦織は、6日の決勝で第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)とフランスのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)の勝者と顔を合わせる。(c)AFP