【1月7日 AFP】テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2019)は6日、女子シングルス決勝が行われ、大会第5シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が大舞台での経験を最大限に生かし、1セットダウンからウクライナのレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko)を4-6、7-5、6-2で破って優勝を飾った。

 試合はノーシードのツレンコが第2セット5-4でサービングフォーザマッチを迎え、キャリア最大のタイトルを手にするかに思われたが、そこから巻き返したプリスコバが自身2度目の大会制覇を果たした。

 ツレンコは10本のウイナーに加え、ファーストサーブで81パーセントの確率を記録し、第1セットを38分で奪うと、第2セットも勢いに乗って早々にプリスコバのサービスゲームをブレーク。しかし、5-4で迎えたサービングフォーザマッチで硬くなると、そこから14ポイント中13ポイントを落とし、試合を振り出しに戻された。

 迎えた最終セットではプリスコバが2度のブレークに成功し、試合時間2時間12分で勝利。敗れたツレンコは「5-4で何が変わってしまったのか分からない」「5-4までは素晴らしい試合ができていたのに突然…。理由は分からないけど、一気にレベルを上げてきた彼女(プリスコバ)に対して準備ができていなかったのかもしれない」と話した。

「自分にとっては大きな勉強になると思う。前向きな姿勢を維持していきたい」

 世界ランキング8位のプリスコバにとっては、これがキャリア通算12勝目。全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)を前に良い状態に仕上げている。

 以前から未来の四大大会(グランドスラム)王者と目されてきた26歳のプリスコバは、世界ランキング1位に到達した経験こそあるものの、メジャーでは2016年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)準優勝が最高成績となっている。(c)AFP/Andrew DENT