【1月5日 AFP】2018-19スキージャンプW杯は4日、オーストリア・インスブルック(Innsbruck)で伝統のジャンプ週間(Vierschanzentournee)第3戦を兼ねた個人第10戦が行われ、小林陵侑(Ryoyu Kobayashi)が優勝を果たし、ジャンプ週間4戦全勝に王手をかけた。

 22歳の小林は1本目に136.5メートル、2本目に131メートルを飛んで合計267点を記録。ステファン・クラフト(Stefan Kraft、オーストリア)を2位、アンドレアス・スティエルネン(Andreas Stjernen、ノルウェー)を3位に抑え、ジャンプ週間3連勝を飾った。

 小林は2位のクラフトに約13点の大差をつけての優勝。インスブルックでの日本人選手の優勝は、1998年の船木和喜(Kazuyoshi Funaki)以来2人目となった。

 今後はジャンプ週間第4戦が行われるビショフスホーフェン(Bischofshofen)に移動し、66回目を迎える大会で史上3人目となるジャンプ週間4戦全勝を目指す。

 過去には、ドイツ人のスヴェン・ハンナバルト(Sven Hannawald)氏が2002年、ポーランドのカミル・ストフ(Kamil Stoch)が昨シーズンにそれぞれ4戦全勝の偉業を達成している。(c)AFP