【1月3日 AFP】(更新)ロシア中部チェリャビンスク(Chelyabinsk)州で昨年大みそかに発生した住居ビルのガス爆発事故で、遺体の捜索活動が3日に終了し、死者の数は39人となった。

 事故は先月31日早朝、首都モスクワから東へ約1700キロ離れた工業都市マグニトゴルスク(Magnitogorsk)にある10階建てのビルで発生。ガス爆発により、35戸が入る一角が崩壊した。

 インタファクス(Interfax)通信はロシア当局者の話として、死者39人のうち38人の身元が確認され、これ以上の遺体が見つかる見込みはないと報じた。

 ウラル(Ural)山脈に位置する現場は厳しい寒さに見舞われており、救助隊は気温が氷点下27度まで下がる中、がれきの中の捜索活動を続けていた。

 これまでに子ども2人を含む計6人が救助されたものの、1日に生後10か月の男児が救出されて以後、生存者は見つかっていなかった。乳児の救出劇は当局から「元日の奇跡」と呼ばれた。(c)AFP/Michael MAINVILLE