【1月3日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは2日、第21節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)とサウサンプトン(Southampton FC)の一戦は、ゴールレスドローに終わった。

 下位に苦しむサウサンプトンとの一戦を引き分けで終え、4位の座を固めるチャンスを逸したチェルシーのマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、チームが攻撃陣の強化を必要としていると語った。

 チェルシーは4位のままだが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権を争う5位アーセナル(Arsenal)との勝ち点差は3となっている。

 いら立ちを募らせる一夜となったチェルシーはボールを支配しながらも決定力を欠き、サッリ監督は頭を抱える事態が続いている。

 チェルシーはホームのスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)ではリーグ戦ここ5試合で3度目の無得点に終わっており、1月の移籍市場ではトップクラスのストライカーの獲得が必要になるのではないかとみられている。

 ローン移籍中のミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)やタミー・アブラハム(Tammy Abraham)の呼び戻しを検討するかと問われた指揮官は、「クラブは私の考えを分かっている。われわれの持ち味のために何かが必要だと思う」と返答した。

 新しいFWとの契約の可能性については「私ではなく、上層部次第だ」と応じ、責任者はロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)オーナーだと続けた。

「私が責任を負うのはトレーニングだ。攻撃面で選手たちを改善していく努力をしなくては。(ピッチの)80メートルまでは良い試合をしていた。しかし、残り20メートルで問題があった。この問題を解決していかなければ。最近は毎回試合をコントロールできているが、最初のゴールを奪うのが難しい」

 勝利した先月30日のクリスタルパレス(Crystal Palace)戦でオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が負傷したため、サッリ監督は不調のアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)を前戦に起用した。

 モラタは今季7得点にとどまっており、リーグ戦では昨年11月4日からゴールがなく、サッリ監督はエデン・アザール(Eden Hazard)をセンターFWとして起用することもあった。

 しかし、この日もモラタは得点を決める気配も自信も完全に失っている様子で、先制の絶好のチャンスを逃したことも何ら不思議ではなかった。(c)AFP