【1月3日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2日の閣議で、内戦で荒廃したシリアの状況を「砂と死」と表現した。駐留米軍の撤収は「時間をかけて行う」と重ねて表明し、明確な時期は示さなかった。

 トランプ大統領は「シリアはずっと前に失われてしまった」とした上で、「莫大(ばくだい)な富について言っているのではない。砂と死についてだ」と続けた。

 トランプ大統領は12月19日の動画メッセージで、シリアに駐留する米軍部隊を「すぐに」撤収させると述べていたが、31日になって「ゆっくりと」撤収させると軌道修正していた。

 2日の閣議では米軍撤収に関して「シリアにずっといたいわけではない」とする一方、「一晩で出て行くと言ったことはない」と説明。具体的な時期は示さず、撤収は「時間をかけて行う」と述べるにとどめた。(c)AFP