【1月3日 AFP】米国防長官代行に就任したパトリック・シャナハン(Patrick Shanahan)氏は2日、職務を開始し、国防総省幹部らを前に中国を主な優先事項と見なす方針を示した。

 シャナハン氏は1日、国防長官を務めていたジェームズ・マティス(James Mattis)氏がドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領との対立の中で退任したことを受け、長官代行に就いた。

 シャナハン氏は省幹部らに対し、米国がロシアや中国などとの「大国間の競争」の時代に入ったことに焦点を当てた「国家防衛戦略(NDS)」を重視するよう指示した。

 同省当局者は「われわれは現在進行中の作戦にも集中しているが、シャナハン長官代行は、中国、中国、中国を忘れるなと指示した」と明らかにした。

 米国は、中国が軍事、経済両面でスパイ行為を繰り返していると非難。また、中国が掲げる貿易・インフラ開発構想「一帯一路(One Belt One Road)」についても、経済的強制の一形態にすぎないと批判している。(c)AFP