【1月3日 AFP】ロシア中部チェリャビンスク(Chelyabinsk)州マグニトゴルスク(Magnitogorsk)で大みそかに発生した住居ビルのガス爆発事故で、死者はこれまでに28人に増加した。現場では2日、がれきに埋もれた生存者の捜索活動が続けられたが、新たに発見されたのは遺体だけだった。

 ウラル(Ural)山脈に位置するマグニトゴルスクでの爆発事故では、住居35戸が崩壊した。1日には生後10か月の男児が救出され、母親と再会し捜索活動の士気を高めたものの、さらなる生存者発見の望みは薄れつつある。

 2日午後8時45分(モスクワ現地時間)の非常事態省の発表によると、子ども4人を含む28人の遺体が収容された。

 これまでに子ども2人を含む合計6人が救出されたが、依然として13人が行方不明となっている。

 マグニトゴルスクでは1日に小型バスの爆発事故も発生、3人の死者が出ていたこともあり、今回のガス爆発をめぐりソーシャルメディア上ではテロの可能性について臆測が飛び交った。

 しかし、連邦捜査委員会は、現場で「爆発物や爆発物の部品の痕跡は発見されていない」と発表した。(c)AFP/Michael MAINVILLE