【1月6日 AFP】男子テニス、カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2019)は5日、シングルス決勝が行われ、大会第7シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)がワイルドカード(主催者推薦)のトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)との接戦を6-4、3-6、6-3で制し、優勝を飾った。

 前日の試合で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)から金星を挙げていたバウティスタ・アグトは試合後、「素晴らしい一週間だった」「きょうは、コート上で感情をコントロールするのが難しかった」と振り返った。30歳のバウティスタ・アグトにとっては、これがツアー通算9勝目で、同大会では初優勝となった。

 今回の優勝により世界ランキングを一つ上げて23位になることが決まったバウティスタ・アグトは、より高い順位を目指していると明かし、「トップ10に近づくことだってできる」とコメント。また、当面の目標は「体をフレッシュな状態にし」、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)で「できるだけ」多く勝利することだと続けた。

 第1シードのジョコビッチを破った準決勝でもフルセットを戦っていたバウティスタ・アグトは今大会、四大大会(グランドスラム)で3度の優勝経験を持つスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)にも勝利していた。

 一方、昨年は背中のけがで満足のいくシーズンを送ることができなかったベルディハは「ロベルトが非常に良かった。だからきょうは彼が優勝に値した。でも、この一週間には満足している」と振り返った。ベルディハが同大会の決勝で敗れるのは2度目で、2015年にはダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)の前に屈している。(c)AFP