【1月1日 AFP】(更新)インドネシア西部で先月31日、豪雨による土砂崩れが発生し、少なくとも15人が死亡、数十人の行方が分からなくなっている。当局によると翌1日も、救助隊が生存者の捜索を続けているという。

 土砂崩れは西ジャワ(West Java)州スカブミ(Sukabumi)で31日の日没直前に発生した。国家災害対策庁によると、捜索救助隊がこれまでに15人の死亡を確認。少なくとも25人が行方不明になっており、被災地域周辺で捜索活動が続けられている。

 同庁のストポ・プルウォ・ヌグロホ(Sutopo Purwo Nugroho)報道官によると、激しい雨に加え、電力供給が遮断し、道路状況も悪いことから、スカブミ一帯に重機が入ることができていないという。

 同報道官は、「被災地に向かおうとする大勢の人々によっても救助活動が妨げられている」「道路が狭いため、救助隊や後方支援部隊、救急車両が渋滞に巻き込まれている」と説明。さらに4人が負傷、60人が現場から避難していると述べた。

 捜索活動は夜の間、一時中断したものの、1日朝に再開された。(c)AFP