【12月30日 時事通信社】トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は29日、電話会談し、来年1月の貿易協議に向けた事務レベルの調整が進展しているという認識で一致した。1月1日に迎える米中国交正常化40周年という節目を前に、両国関係の重要性も改めて確認した。

 両首脳はブエノスアイレスでの今月1日の会談で、互いに高関税をかけ合う貿易戦争の「一時休戦」で合意。米国が1月1日に予定していた対中追加関税の引き上げを当面凍結し、中国による知的財産権の保護強化や規制緩和、市場開放などに向けた交渉を開始することでまとまった。

 トランプ氏は電話会談後、ツイッターに貿易協議について「大きな進展がなされている!」と投稿。さらに「もし交渉が妥結すれば、非常に包括的で、係争中のすべての議題や分野、論点に及ぶだろう」と指摘した。

 中国外務省の発表によれば、電話会談でトランプ氏は、貿易協議の調整が進んでいるという認識を示した上で、「両国と世界各国の国民に有利な成果を達成できるよう望む」と強調。習氏も「両国のチームは(首脳合意内容の)実現に向けて積極的に作業を進めている」と応じた。

 北朝鮮問題についても意見交換し、習氏は「朝米双方が対話を継続し、前向きな成果を収めるよう激励、支持する」と訴えた。

 米中関係悪化を反映し、国交正常化40周年をめぐる大々的な祝賀行事は今のところ予定されていない。電話会談でトランプ氏は、「米中関係は非常に重要で、全世界が高い関心を寄せている」と表明。習氏は「米国と共に40年の中米関係発展の経験を総括し、経済・貿易や両軍などの交流・協力を強化したい」と呼び掛けた。(c)時事通信社