【12月30日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは29日、第20節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は1-3でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に敗れ、リーグ首位リバプール(Liverpool FC)との勝ち点差が9に開いた。マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、選手が頭で考えるのではなく感覚でプレーしてしまったと話している。

 マンチェスター・シティ(Manchester City)がやや足踏みした隙に、リーグ戦5連勝を飾って2位に浮上したトッテナムは、リバプールと勝ち点6差で今節を迎えたが、ウルブスを相手に6連勝を逃す悔やまれる結果に終わった。

 過密日程のここ2試合で11得点と攻撃陣が爆発していたチームは、この日も前半は相手を圧倒し、ハリー・ケイン(Harry Kane)のゴールで先制したものの、後半は状況が一変。疲れの色が濃くなっていくトッテナムに対し、ウルブスはウィリー・ボリー(Willy Boly)、ラウル・ヒメネス(Raul Jimenez)、交代出場のエルデル・コスタ(Helder Costa)がゴールを挙げ、最後まで諦めない姿勢が報われた。

 ポチェッティーノ監督は「前半は支配できていたと思う。前半はもしかしたら予想よりも楽な展開で、相手を圧倒し、楽にプレーできていたかもしれない。相手は深い位置に押し込まれ、守備に追われていた。われわれはチャンスも許さなかった」と話した。

「ところが後半、選手たちは試合が終わったと感じ始めたのかもしれない。そしてそう感じてしまうと、普段通りのプレーは難しくなる」「誤った判断をし、ロングボールに頼り始めて、頭で考えるのではなく感覚でプレーするようになる。それでエネルギーを多く消耗してしまった」

「サッカーでは60分、70分プレーできても十分ではない。選手は95分、全力を尽くす必要がある。きょうのわれわれは活力と集中力が落ちていき、そして最後の20分で3点を失った」 (c)AFP/John WEAVER