【12月30日 AFP】米国の一部地域は29日、冬の嵐に見舞われ、メディア各社の報道によると、少なくとも7人が死亡した。比較的温暖な地域では、新年の旅行シーズンに洪水が発生する恐れがある。

 最も深刻な被害を受けたのは、中西部の大平原「グレートプレーンズ(Great Plains)」北部と、アリゾナ州からテキサス州西部にかけての南西部だった。

 嵐の雲は東に向かって移動しているため、メキシコ湾岸(Gulf Coast)では豪雨による洪水の恐れがある。また、北東部ニューイングランド(New England)地方では、暖かい雨(液体の水だけから成る雲から降る雨)と冷たい雨(氷を含む雲から降る雨)の両方が降ると予報されている。

 米国立気象局(NWS)によると、南西部ニューメキシコ州では、最大で約45センチの積雪が予報され、気温も平年を大きく下回る見通しとなっている。

 南東部の各州では豪雨が予報され、南部では数百万人が暮らす範囲に洪水警報が出されている。(c)AFP/Nova SAFO