【1月9日 東方新報】第20回中国特許賞大会の受賞式がこのほど北京で開かれ、中国特許金賞30件、中国意匠設計金賞10件を含む870件のプロジェクトが受賞した。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 国家知的財産権局の申長雨(Shen Changyu)局長は、「中国の特許数はここ数年で増加傾向にあり、質も向上し続け効果も上がってきている。今年選ばれた40件の金賞プロジェクトだけをみても、登録日から2017年末までの期間での新規売上額が835億元(約1兆3465億円)、新規の利益が139億元(約2241億円)、新規の輸出額が186億元(約2997億円)に上っており、関連産業の高品質な発展と企業の海外進出を力強くサポートしている」と述べた。

 関連統計によると、2018年1~11月、中国全土で40万2000件の発明、135万4000件の実用新案、48万8000件の意匠設計に特許権が付与された。また、最新統計では、中国では1万人当たりの特許保有量が11.4件に達しているという。

 申局長は「来年も引き続き特許のハイクオリティな発展を推し進め、特許をサポートにするイノベーション型経済を発展させていく」と話す。

 中国特許賞は1989年に創設され、これまで計約6000件の特許プロジェクトに授与されている。(c)東方新報/AFPBB News