【12月27日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は26日、同国が極超音速ミサイルシステム「アバンガルド(Avangard)」の最終試射に成功したと発表した。プーチン氏は今年3月、同システムにより既存のミサイル防衛システムは時代遅れになると宣言していた。

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 プーチン氏はテレビ放送された政府高官との会合で、「ロシアは新型の戦略兵器を保有している」と述べ、同システムを来年から実戦配備すると語った。

 ロシア政府は国内の通信各社に対し、試射は極東カムチャツカ(Kamchatka)半島で行われ、プーチン氏はその間、国家防衛管理センターにいたと説明した。

 プーチン氏は3月の年次教書演説で、「アバンガルド」は音速の20倍の速度で飛行し上下方向への操作が可能なため、防衛システムを突破できると説明していた。(c)AFP