【12月31日 東方新報】2018年も残りあとわずか、間もなく2019年を迎える。去り行く2018年を振り返り、中国IT産業の十大ニュースを整理した。変転を繰り返すのが、この産業の常だ。記憶に深く刻まれた事件はどれだろうか?

1位「アリババ」マー会長が退任表明

 9月10日の「教師の日」に、英語教師出身の阿里巴巴(アリババ、Alibaba)の馬雲(ジャック・マー、Jack Ma)会長は「1年後の2019年9月10日に会長職を退き、張勇(Daniel Zhang)現首席執行官(CEO)が引き継ぐ」と述べ、市場を大いに驚かせた。

2位 老舗の携帯メーカー「金立」の破産

 深セン市(Shenzhen)中級人民法院は12月17日、老舗の携帯電話メーカー「金立(Gionee)」の破産清算申請を受理。中国の携帯電話市場で2010年にノキア(Nokia)、モトローラ(Motorola)に次ぐ3位の地位を誇っていたかつての巨人「金立」は新製品開発に弱く、競合メーカーとの戦いに敗れ去った。元董事長が会社の金10億元(約160億円)余りを賭博で使ってしまったことも破産の一要因となった。

3位 Eスポーツで中国チーム優勝

 Eスポーツがアジア大会の種目として登場し、中国のナショナルチームが金メダルを獲得、そして今月、リーグオブレジェンド(LOL)の世界大会で中国代表チーム「IG俱楽部(Invictus Gaming)」が優勝。ファンに驚きと喜びをもたらした。

4位 IT企業が続々と株式上場

 2018年は、中国のIT企業、ビリビリ動画(bilibili)、愛奇芸(iQiyi)、虎牙直播(Huya)などが米国で株式上場し、小米科技(シャオミ、Xiaomi)、平安好医生(Ping An Healthcare)、美団(Meituan)などが香港で続々と上場した1年だった。2018年上期だけで、中国のIT関連企業26社が85億ドル(約9365億円)に相当する新株を発行した。

5位 出前の「美団」がシェア自転車の「摩拝単車」を吸収合併

 美団(Meituan)が摩拝単車(モバイク、Mobike)を買収したことは、中国IT業界の大きなニュースだった。買収効果ははっきりと現れていないが、少なくともofoのような寂しい状況には至っていない。

6位 シェア自転車ofoの没落

 シェア自転車の巨人「ofo」が没落した。かつて中国の新四大発明の一つともてはやされ、期待されたシェア自転車。投資家らが狂ったように投資したが、利益モデルを探し当てることができず苦境にあえいでいる。

7位 スマホ「Smartisan」の製造企業が経営危機

 スマホSmartisanを製造する「錘子科技」は資金繰りが立ち行かず経営困難に。従業員の大量解雇や組織解体などの騒ぎの真っ最中にある。創始者の羅永浩(Luo Yonghao)CEOも法定代表者を退き、いよいよ危ない状況だ。

8位 アップルの激しい浮き沈み

 米国の株式市場でアップル(Apple)の時価総額は8月2日、歴史上初めて1兆ドル(約110兆円)を突破したが、その後は競合相手の影響で下がっている。

9位 「アリババ」が出前の「餓了麼」を買収

 アリババは、グルメ出前の大手「餓了麼(Ele.me)」を買収し、傘下の生活関連プラットフォーム「口碑(Koubei)」と組み合わせ、強力で広範囲なネットワークを構築したことは歴史に残る出来事と言えるだろう。

10位 シェア自転車の「哈啰」がネット配車アプリの2社と提携

 2018年,シェア自転車の「哈啰出行(Hellobike)」が、ネット配車や乗り合いサービスの「嘀嗒出行(Dida)」と「首汽(Shouqi)」が提携。利用可能な交通手段の選択肢を増やし、新たなビジネスへとつなげる意義が大きい。シェア自転車側の困窮を救う可能性も秘めている。(c)東方新報/AFPBB News