【12月25日 AFP】サッカーオーストラリア代表のMFアーロン・ムーイ(Aaron Mooy)が、膝の負傷により第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)を欠場することになり、大会連覇を目指すチームは打撃を受けた。

 イングランド・プレミアリーグのハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に所属し、今季好調だったムーアは、今月初めのアーセナル(Arsenal)戦で膝の靱帯(じんたい)を痛めていた。

 クラブは当初、ムーイが来年2月まで戦列復帰できないとしていたが、オーストラリア側は主力である同選手について独立した専門家からのセカンドオピニオンを得る意向を示していた。

 サッカルーズ(Socceroos、豪代表の愛称)のグラハム・アーノルド(Graham Arnold)監督は24日、「アーロンがアジアカップを欠場するのは残念だ。しかし、アーロンが(アジア杯開催国の)アラブ首長国連邦(UAE)でオーストラリアのためピッチに立てるよう、全ての可能性を探ってあらゆる手を打ったことが重要だ」とコメント文を出した。

 アジアカップが来年1月5日に開幕する中、ムーイは回復するまでに少なくとも1か月を要することから、指揮官は選手にリスクを負わせるに値しないと判断した。

「つまり、最良のシナリオでも準々決勝以降出なければ彼はプレーの用意ができない」「短期間の中で多くの試合がある。体調が万全で、初戦から準備の整っている選手を入れる方が最良と感じた」

 代替の選手には、オーストリア・ブンデスリーガのFKオーストリア・ウィーン(FK Austria Wien)に所属するジェームズ・ジェッゴ(James Jeggo)が招集されている。

 オーストラリアは、ヨルダン、シリア、パレスチナとともにグループBに入っており、今月26日にUAEに集合する予定となっている。(c)AFP