【12月23日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は22日、アフリカ・チャドの駐留部隊を訪れ、仏軍兵士らと少し早めのクリスマスディナーを楽しんだ。

 12月でも気温が32度に達するチャドで仏兵士たちに母国のクリスマス料理を味わってもらうおうと、専用機はマクロン氏だけでなくシャンパンやフォアグラ、チョコレートなどの食材1300人分と、大統領府専属のギヨーム・ゴメス(Guillaume Gomez)料理長をフランスから運んできた。

 チャドの首都ヌジャメナ(N'Djamena)近郊の空軍基地に専用機で到着したマクロン氏は、出迎えたチャドのイドリス・デビ(Idriss Deby)大統領と会談。続いて仏軍部隊を訪問し、兵士らと食事を共にした。マクロン氏がクリスマスに合わせて駐留部隊を訪れるのは、1年前のニジェールに続き2回目。

 仏軍はブルキナファソやチャド、マリ、モーリタニア、ニジェールなど西アフリカのイスラム過激派を掃討する「バルカン作戦(Operation Barkhane)」を4年前から主導しており、その司令部がヌジャメナに置かれている。

 マクロン氏は今回のチャド訪問に合わせて、バルカン作戦に参加する英国、エストニア、ドイツ、スペイン各軍部隊の司令官らとも面会した。作戦司令官によると毎月、約4500人規模の部隊が600回ほど軍事作戦を実施しているという。(c)AFP/Laurence BENHAMOU