【12月23日 AFP】12月初旬のタイトルマッチでKO負けを喫し、その後は集中治療室に入っていると報じられていたボクシング、WBC世界ライトヘビー級前王者のアドニス・スティーブンソン(Adonis Stevenson、カナダ)が、鎮静状態から脱していることが分かった。22日に恋人が明かした。

 1日のオレクサンドル・グウォジク(Oleksandr Gvozdyk)との試合でノックアウト負けを喫したスティーブンソンの容体については、プロモーターのイボン・マイケル(Yvon Michel)氏が20日に、人工呼吸器につながれ、治療を目的とした鎮静状態に置かれていると話していた。

 しかし恋人が22日、「このところの報道とは異なり、アドニスが目を覚ましていることをはっきりさせたいと思います。彼は近しい家族と献身的な医療チームに囲まれ、快方に向かっています」と発表した。マイケル氏も同日ツイッター(Twitter)で「素晴らしい知らせ」が入ったと話し、恋人と話して「大きな進展があった」ことを明かしている。

 その一方で、スティーブンソンが目覚めた時期について、恋人は明かしていない。AFPは入院している病院に連絡を取ったが、スティーブンソンの容体に関してはコメントできないとの返答だった。(c)AFP