【12月23日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は22日、第17節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は3-0でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)を下し、リーグ2位に順位を上げた。今季限りでの退団も取りざたされるベテランのフランク・リベリ(Franck Ribery)が、前節からの2試合で3ゴールを挙げている。

 近年はけがをしがちなリベリだが、今週は19日のRBライプツィヒ(RB Leipzig)戦で決勝ゴールを挙げると、この日は2得点を決めてチームのリーグ5連勝に貢献し、来年6月に切れる契約の延長に向けて猛アピールしている。

 リベリは試合後、スカイ・ドイツ(Sky Germany)に対して「それは答えづらい質問だ。来シーズンがどうなるかは分からない」「体の状態が良く、試合に出てゴールできているのがうれしい。ここに来て12年近く経つが、いつもチームのために全力を尽くしている」「もちろん、ここでのプレーを続けたい」とコメントした。

 歴代最多タイとなるブンデスリーガ優勝8回や、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇をバイエルンで経験し、チームで400試合以上に出場しているリベリは「自分はこのクラブが大好きだし、バイエルンもそうだと思う。一緒にたくさんのことを成し遂げてきた」「まだあと5か月あるし、先のことがどうなるかは誰にも分からないよ」と話している。

 リベリの2ゴールの後、終盤にラフィーニャ(Rafinha)がダメ押し点を挙げて勝利したバイエルンは、約1か月の冬季中断期間を前に、首位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と勝ち点6差の2位に浮上した。リーグ7連覇の可能性についてリベリは「ボルシア・ドルトムンは良い状態だが、6ポイントしか離れていないし、自分たちがチャンピオンになれると思っている」と話した。

 リベリ残留の可能性について、カール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は奇妙なコメントを残し、今後に関する直接的な言及は避けている。

 社長は「フランクはロッカルームで、契約を延長したいとジョークを言っている」「いつも話している通り、世界には優れた選手と、そこまででもない選手の2種類しかいない。彼がこういうプレーを続けられるなら…」とだけ話し、続きを最後まで言い切ることはなかった。(c)AFP/Ryland JAMES