【12月22日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の2009年ワールドシリーズ制覇に貢献したC・C・サバシア(C.C. Sabathia)投手が、今月上旬に心臓手術を受けていたことが判明した。同選手は順調に回復し、来季も予定通りチームに合流できる予定となっている。

 サバシアの代理人を務めるカイル・サウザンド(Kyle Thousand)氏は、米ウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)で、38歳の先発左腕が今月11日に冠動脈の閉塞を防ぐためのステント挿入治療を受け、完治する見通しであることを明らかにした。

 ヤンキースの球団副社長でゼネラルマネジャー(GM)を務めるブライアン・キャッシュマン(Brian Cashman)氏は、チームのツイッター(Twitter)にコメント文を発表し、「CC(サバシア)がチームの医療スタッフに正確に症状を伝え、迅速にニューヨーク・プレスビテリアン病院(New York Presbyterian Hospital)に入院することができ、そこで彼を苦しめていた病気の原因を突き止められたことに、われわれは感謝している」と述べた。

「CCの手術が計画通りに行われたことにも励まされている。彼はフィールド上で見せる素晴らしさ以上にダイナミックな人間だ。今後のことについては、彼の健康を最優先に進めていく」「これからも医師の指示と助言に従っていく。医師団の話では、2019年シーズンに向けて2月に行われる米タンパ(Tampa)のキャンプには、CCが予定通りに合流できる見通しだ」

 サバシアは来年英ロンドンで行われるヤンキース対ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)の宿敵対決のプロモーションのために、現地へ向かう準備をしていたところで胸の痛みを覚えた。そして、医師の診断をあおいで血管形成手術を受けた後、21日の再検査で2019年シーズンに向けた2月のキャンプに予定通り参加するとヤンキースに報告できることが判明した。

 先月にはヤンキースと1年総額800万ドル(約8億9000万円)で契約を更改し、来季でキャリア19年目を迎えるサバシアは、2018年シーズンは合計29試合に先発して9勝7敗、2013年以降では最も低い防御率3.65を記録したほか、合計153イニングを投げて140奪三振をマークした。(c)AFP