【12月22日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は21日、第17節が行われ、2012年以来となるリーグ優勝を狙うボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は2位のボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に2-1で勝利し、首位で新年を迎えることになった。

 10代のジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)による素晴らしいゴールとマルコ・ロイス(Marco Reus)のスライディングシュートで勝利したドルトムントは、今季の前半戦を首位で終え、「秋の王者」としてウインターブレークに突入した。

 ドルトムントの主将ロイスは、まさかの黒星を喫した18日のフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)戦を含め、6日間で3試合を行ったチームには疲れの兆候があったと認めた。

 決勝ゴールを決めたロイスは「最後の20分はチーム全員が倒れる寸前だった」と話した。「数週間の休暇は良い影響を与えるだろう。これで新年も再び勢いよくプレーすることができる。仕事は半分が終わった」

 この勝利により、ドルトムントとメンヘングラッドバッハの勝ち点差は9にまで広がった。

 また、昨シーズンの王者であるバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はメンヘングラッドバッハと勝ち点で並んでいるが、22日に行われるフランクフルト(Eintracht Frankfurt)戦に勝利すれば、ドルトムントとの勝ち点差6を守ることができる。

 ドルトムントを率いるルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督は、守備的MFであるユリアン・バイグル(Julian Weigl)をエメル・トプラク(Omer Toprak)とともにセンターバックとして起用する4バックのシステムを試験的に採用した。

 ファーブル監督は、「われわれは勝利に値し、きょうから数日は休日だ」とコメントしている。「バイグルは本当に良いプレーをみせ、多くの動きを生み出し、最終ラインでのいくつかの問題を解決した。うまく機能したよ」 (c)AFP