【12月22日 AFP】中米コスタリカは4年連続で、国内電力の98%以上を再生可能エネルギーによる発電で賄った。同国の電力公社が20日、明らかにした。

 コスタリカ電力公社(ICE)が発表した声明によると、2018年の国内の化石燃料発電所による発電量は全発電量のわずか1.44%にすぎなかったという。

 コスタリカはその発電システムのおかげで「中米地域および世界の手本」となっていると、ICEの電力供給責任者ルイス・パチェコ(Luis Pacheco)氏は述べた。

 主要な発電源は河川水力で、国内電力需要の73.87%を供給しており、次いで風力(15.6%)、火山地帯の地熱エネルギー(8.38%)となっている。

 コスタリカでは2018年、国内の化石燃料発電所を使用しない日数が年間300日に達し、化石燃料発電所は5月17日を最後に使用されていない。

 ICEによると、再生可能エネルギーによる発電量が最も多かった月は10月で、976.78ギガワット時に上ったという。(c)AFP