【12月21日 AFP】解任されたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)前監督の後任として、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を暫定的に指揮することとなったオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)氏が20日、就任後初めてチーム練習に参加し「家に帰ってきた」とコメントした。

 首位リバプール(Liverpool FC)と19ポイント差の6位に低迷するユナイテッドは、18日にモウリーニョ政権に2年半で終止符を打った。

 今季終了までスールシャール暫定監督がオールド・トラフォード(Old Trafford)のベンチに座るユナイテッドは、その後フルタイムの後任を発表する予定で、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を率いるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督が最有力候補とされている。

 選手としてユナイテッドに在籍した11年間で360試合以上に出場したスールシャール暫定監督は、三冠を成し遂げた1999年には欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)決勝で劇的な決勝ゴールをマークしている。

 クラブの公式テレビMUTVで就任後初めてインタビューに応じたスールシャール暫定監督は、「家に帰ってきたようだ。ここ数日はめまぐるしかった」と話した。「6か月の挑戦を楽しみたい。自分らしくありたい。クラブは次の監督を探す過程にある。その間、私は私らしくいようと思う」

 45歳のスールシャール暫定監督は、ノルウェーのモルデFK(Molde FK)の監督職を中断してユナイテッドを率いることとなった。なお、19日にはアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督の右腕だったマイク・フェラン(Mike Phelan)氏がコーチとして復帰すると発表されている。

 スールシャール暫定監督とフェラン氏は、コーチのマイケル・キャリック(Michael Carrick)氏、キーラン・マッケナ(Kieran McKenna)氏とともにチームを率いることになる。

 三冠達成を決めるチャンピオンズリーグでのゴールでクラブのレジェンドとなったスールシャール暫定監督は、ユナイテッドのリザーブチームで指導者としてのキャリアをスタートさせている。

 スールシャール暫定監督の初陣は、22日の古巣カーディフ・シティ(Cardiff City)戦となる。カーディフでは2014年に指揮官となったが、チームは2部降格の憂き目にあっている。(c)AFP