【12月21日 CNS】中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)の東湖新技術産業開発区で12日夜、上空に青色に光り輝く「UFO(未確認飛行物体)」が出現した。

 開発・製造したのは近くに住む舒満勝(Shu Mansheng)さん(52)。

「UFO」に似せて作ったといいい、飛行した高度は8メートル、時間は80秒程度だったが、多くの市民の注目を集めていた。

 小さいころから「飛行機マニア」だったという舒さん。中学卒業後に自動車修理工や家電修理工などの職業を転々とした後、ある程度の財力を持つようになり、独学で飛行機の設計や機械加工の知識を勉強して、飛行機を製造する作業場を自宅に作った。現在までグライダーやヘリコプター、小型固定翼機など20機近い「飛行機」を作り上げ、一部は有人型だ。「テスト飛行中に何度もあばら骨を骨折しているよ」と舒さん。

 今回の有人型「UFO」の製造には、15万元(約240万円)を投じ2か月間を費やした。舒さんによると、有人操作とリモコンによる遠隔操作2種類の方法を選ぶことができ、機体に搭載した4機のターボエンジンによって、離陸後は高温の炎が放出されるという。

 舒さんの友人である丁凱(Ding Kai)さんは、同市のドローン関連企業に勤務し、舒さんの「UFO」製作時には多くの技術的アドバイスをしたそうだ。

「舒さんのイノベーション精神は、称賛に値するよ。自分の努力で夢を実現し、多くの人たちがあえて試さないようなことをやってきたのだからね」(c)CNS/JCM/AFPBB News