【12月19日 AFP】18日にジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督を解任したイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の暫定指揮官に、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)氏が就任することが確実となった。クラブが公式ウェブサイトで、同氏の就任を誤って発表した。

 モウリーニョ監督がわずか2年半でオールド・トラフォード(Old Trafford)を去った後、不振にあえぐユナイテッドはクラブOBのスールシャール氏に白羽の矢を立てたようだ。

 ユナイテッドは、シーズン終了後に正式な新監督を探すことになっているが、現在ノルウェーのモルデFK(Molde FK)を率いるスールシャール氏は、今季終了までチームを指揮する最有力候補だと各紙で伝えられていた。

 クラブからの正式発表はまだだが、ユナイテッドの公式サイトには一時的にスールシャール氏の動画が掲載されるなど、暫定監督就任は確実視されている。

 動画は、1999年に行われたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)決勝でスールシャール氏が後半ロスタイムに劇的な決勝ゴールを挙げたシーンで、タイトルは「オレのキャリアで最も名高い夜」とされていた。

 また、ノルウェーのアーナ・ソールバルグ(Erna Solberg)首相は、ツイッター(Twitter)に「ノルウェーサッカー界にとって素晴らしい日だ。赤い悪魔(Red Devils、ユナイテッドの愛称)での指揮に幸運を」と投稿し、スールシャール氏の就任を示唆した。

 モルデから1996年にユナイテッドに加入し、「童顔の殺し屋」のニックネームで親しまれたスールシャール氏は、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督の下でプレーした10年間で367試合に出場し128得点を記録した。(c)AFP