【12月19日 AFP】18クラブW杯(2018 FIFA Club World Cup)は18日、アラブ首長国連邦(UAE)・アルアイン(Al Ain)で準決勝が行われ、南米王者リーベル・プレート(River Plate、アルゼンチン)と対戦した地元のアル・アイン(Al Ain FC)は、2-2で迎えたPK戦を5-4で制し、決勝進出を果たした。

 アル・アインは開始3分、スウェーデン代表のマルクス・ベルグ(Marcus Berg)がCKにニアサイドで合わせて先制したが、リーベルはラファエル・サントス・ボッレ(Rafael Santos Borre)が立て続けに2点を決めて逆転に成功した。

 アル・アインのGKハリド・エイサ(Khalid Eisa)が2本連続でセーブした後にゴール前で押し込んで1点目を決めたボレは、直後にゴンサロ・マルティネス(Gonzalo Nicolaz Martinez)のアシストから落ち着いて2点目をマークした。

 それでもアル・アインは51分、日本代表経験を持つDF塩谷司(Tsukasa Shiotani)とのパス交換からカイオ(Caio)が同点ゴールを記録。その後リーベルは、ミルトン・カスコ(Milton Casco)がモハメド・アフマド(Mohamed Ahmad)に倒されてPKのチャンスを得たが、これをマルティネスがバーに当ててしまった。

 PK戦でアルゼンチン代表のMFエンソ・ペレス(Enzo Perez)がエイサにセーブされたリーベルに対し、アル・アインは5人全員が成功させ、レアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)と対戦する可能性がある22日の決勝に駒を進めた。

 アル・アインを率いるクロアチア人のゾラン・マミッチ(Zoran Mamic)監督は、「W杯ロシア大会(2018 World Cup)のクロアチアにならないことを願っている。彼らは決勝で負けたが私は勝ちたい」とコメントしている。

「私はこの国に数年いるが、この国のサッカー史上最も大きな成功が目の前まできているのかもしれない。この成功の一部でいられることを誇りに思う。まだこれで終わりじゃないことを祈っている」

 3連覇を目指す欧州王者のレアルは、19日の準決勝で鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)と戦う。

 また、同日行われた5位決定戦では、アフリカ王者のエスペランス(Esperance、チュニジア)がCDグアダラハラ(Club Deportivo Guadalajara、メキシコ)と1-1で迎えたPK戦を6-5で制している。(c)AFP