【12月19日 AFP】『ビッグ(Big)』や『レナードの朝(Awakenings)』などの名作で知られる米映画監督、ペニー・マーシャル(Penny Marshall)氏が17日、米ロサンゼルスのハリウッドヒルズ(Hollywood Hills)の自宅で死去した。75歳だった。

 広報担当者によると、死因は糖尿病による合併症。

 1943年、ニューヨーク市ブロンクス(Bronx)生まれ。1976~1983年に放送された米ABCのテレビドラマ「ラバーン&シャーリー(Laverne and Shirley)」の主演で人気を博した。

 1988年のコメディー映画『ビッグ』は、女性がメガホンを取った映画として初めて全米興行収入が1億ドル(現在のレートで約112億円)を超えた。ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)やロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)を起用した1990年の『レナードの朝』は米アカデミー賞(Academy Awards)の作品賞などにノミネートされた。

 ほかの監督作品に『プリティ・リーグ(A League of Their Own)』(1992年)など。映画史上、最も成功した女性監督の一人に数えられる。

 2016年に亡くなった伝説的なコメディードラマ・映画監督、ゲイリー・マーシャル(Garry Marshall)氏は兄。(c)AFP