【12月18日 AFP】フランステニス連盟(FFT)は17日、元世界ランク4位のセバスチャン・グロージャン(Sebastien Grosjean)氏が、男子の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)の同国代表指揮官に任命されたと発表した。

 現在40歳のグロージャン氏は連盟が発表したコメント文で、「デビスカップのフランス代表監督に指名されて、とても誇りに思う。この大会には深い愛着を持ち続けていたから」と述べた。同氏は2020年の東京五輪へ向けても、母国の男子代表チームをまとめることになっている。

 現役時代の2001年に選手としてフランスのデビスカップ制覇を経験したグロージャン氏は、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters)で優勝経験があるほか、四大大会(グランドスラム)では3大会でベスト4入りを果たした。

 仏代表指揮官のポジションをめぐっては、元女子テニスのアメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo)氏が先日、デビスカップの新フォーマットに反対して就任を辞退していた。同氏は今年6月にヤニック・ノア(Yannick Noah)前監督の後任に指名され、2019年から男子の仏代表を率いる初の女性指揮官になるはずだった。

 仏代表の指揮官を3期にわたって務めたノア前監督は、先月のデビスカップ決勝でクロアチアに敗れて任期を終えていた。(c)AFP