【12月18日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)が、フランスリーグ杯(French League Cup 2018-19)を控えた記者会見から仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)の記者を締め出していたことが分かった。同紙が17日に明かした。

 レキップは、PSGがファイナンシャル・フェアプレー(FFP)で罰則を受ければ、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)かネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を売却する必要に迫られるとする記事を出しており、今回の措置はそれに対する報復だと主張。「遺憾だが、今後も同クラブの最新ニュースを読者にお届けする」と発表した。

 レキップの記者は、前週行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のPSG対レッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)戦でも、記者会見で質問が禁止されていた。

 発端になったと思われるFFPに関する記事では、PSGが来夏にエムバペとネイマールのどちらかを売却せざるをえなくなる可能性があるという、同クラブの内部関係者の発言が引用されている。PSGはその後、この報道を否定している。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は今年9月、PSGのFFP違反疑惑について調査を再開すると発表。その後、11月には今回の件をスポーツ仲裁裁判所(CAS)に委ねていた。(c)AFP