【12月19日 Xinhua News】2019年の「中国・ニュージーランド観光年」を前に13日、ウェリントンにあるニュージーランド国立博物館で「秦の始皇帝の兵馬俑:永遠の守衛」展が開幕した。

 呉璽(Wu Xi)駐ニュージーランド中国大使は開幕式のあいさつで、秦の兵馬俑は世界の八大奇跡の一つに数えられ、中国の古代文明を代表するものであることを紹介、この展覧会は中国の古代文明とニュージーランドの観客の時空を超えた対話を実現し、「中国・ニュージーランド観光年」の最高の序章となると述べた。

 ニュージーランドのケルビン・デービス観光相は、文化交流の兵馬俑展は、ニュージーランドと中国の二国間貿易協力と同様に両国の交流を強化し、相互の理解と信頼を深める効果的な方法だと表明した。また、この展覧会はより多くのニュージーランド人を引き付け、人々は中国についての理解を深めるだろうと語った。

 秦始皇帝陵博物院の張岩(Zhang Yan)副院長は、この展覧会は単なる文化財の展示ではなく、十分なスペースによって時間のつながりを示し、見学者に問題を提起して考えさせ、見学する中で答えを探させるという非常に高いレベルを備えたものだと強調した。

 今回展示される文化財には、中国陜西省文物局がコーディネートし20余りの博物館から選んだ、兵士俑8点と馬俑2点、銅車馬(どうしゃば)の複製品2点、西周から漢代の玉石や青銅器160点余りが含まれている。

 「秦の始皇帝の兵馬俑:永遠の守衛」展はニュージーランド国立博物館のニューアートホール初の海外テーマ展で、2019年4月22日まで開催される。(c)Xinhua News/AFPBB News