【12月20日 Xinhua News】中国雲南省昆明市はこのところ気温が低下、涼しい気候を好むジャイアントパンダが元気に活動する季節になった。

 ジャイアントパンダは全身を覆う分厚い毛皮と脂肪層が寒さから身を守るため、冬眠は一切しない。雲南野生動物園のジャイアントパンダ館に暮らす「毛竹」と「珍多」は最近、動きが鈍い普段の様子から一転、一緒に転げ回ってじゃれ合うなど運動量が増加している。

 スタッフ 黄琬東(Huang Wandong)さん

 冬に入って昆明も気温が下がり、16日の気温は10度くらいですが、涼しい気候を好むパンダにとっては快適な環境といえます。夏やその他の季節と比べ、運動量が増えています。

 越冬には多く食べることも欠かせないが、現在2頭が毎日食べる竹やササの量は大幅に増加しており、座って、寄りかかって、寝転んでと、自由な姿で食欲旺盛に食べる様子は実に愛くるしい。

 ジャイアントパンダ飼育員 劉海龍(Liu Hailong)さん

 食事量は多く、夏は60キロですが、冬は100キロ食べます。(c)Xinhua News/AFPBB News