【12月16日 AFP】18クラブW杯(2018 FIFA Club World Cup)は15日、アラブ首長国連邦(UAE)・アルアイン(Al Ain)で準々決勝が行われ、アジア王者の鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)は3-2でCDグアダラハラ(Club Deportivo Guadalajara、メキシコ)に勝利し、レアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)との準決勝に駒を進めた。

 試合開始3分にアンヘル・サルディバル(Angel Zaldivar)のゴールでいきなり先制を許した鹿島だったが、永木亮太(Ryota Nagaki)が同点ゴールを決めると、69分にセルジーニョ(Sergio Antonio Soler de Oliveira Junior 'Serginho’)のPKで逆転。安部裕葵(Hiroki Abe)のゴールで突き放し、終了間際に1点を返されたが逃げ切った。

 これで鹿島は、19日に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)覇者のレアルと対戦する。2016年大会決勝の再戦で、そのときは延長戦の末、レアルに4-2で振り切られた。レアルはラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)とのリーグ戦を終え、UAEに向かう。

 準々決勝のもう1試合では、地元UAEのアル・アイン(Al Ain)が3-0でアフリカの強豪エスペランス(Esperance、チュニジア)に勝利して4強入り。南米王者のリーベル・プレート(River Plate、アルゼンチン)と顔を合わせることになった。

 開幕戦ではチーム・ウェリントン(Team Wellington、ニュージーランド)に3点を先行されながらなんとか3-3の同点に持ち込み、PK戦を制して勝ち上がったアル・アインだが、この日のアフリカ王者との準々決勝では同じ過ちは犯さなかった。

 モハメド・アフマド(Mohamed Ahmed Gharib)のゴールで2分に先制すると、15分にはフセイン・エル・シャハト(Hussein El Shahat)が追加点。60分にバンダル・アル・アフバビ(Bandar Mohammed Al-Ahbabi)が3点目を決めて順当に勝利し、18日に対戦するリーベルにとっても油断ならない相手だということを示した。

 決勝と3位決定戦は22日に行われる。(c)AFP