【12月17日 AFP】バドミントン、BWFワールドツアーファイナルズ(BWF World Tour Finals 2018)は16日、中国・広州(Guangzhou)で男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング1位の桃田賢斗(Kento Momota)は同2位の石宇奇(Yuqi Shi、シー・ユーチ、中国)に12-21、11-21で敗れた。

 優勝した8月の第24回世界バドミントン選手権大会(2018 TOTAL BWF World Championships)では決勝で石宇奇に完勝した桃田だったが、この日は中国バドミントン界の新スターにリベンジを許した。

 母国の観客の声援を背に、一方的な試合展開で自身最大のタイトルを獲得した22歳の石宇奇は「桃田選手には一度も勝ったことがなかったので興奮しているし、このような舞台でそれができたのは格別」と喜んだ。

 一方、女子シングルス決勝では、奥原希望(Nozomi Okuhara)が19-21、17-21でプサルラ・シンドゥ(Pusarla V. Sindhu、インド)に敗れ、こちらも優勝はならなかった。

 23歳のシンドゥは、2016年リオデジャネイロ五輪や今年のアジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)で銀メダルに終わるなど、ここ数年はあと一歩のところで涙をのむことが多かったが、この日は終始主導権を譲らず、これまでの悔しさを晴らした。

 女子ダブルス決勝では、松友美佐紀(Misaki Matsutomo)/高橋礼華(Ayaka Takahashi)組が韓国の李昭希(So Hee Lee)/シン・ソンチャン(Seung Chan Shin)組を破り、栄冠に輝いている。(c)AFP