【12月16日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は15日、第15節が行われ、首位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は2-1でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に勝利し、2位との勝ち点差を広げた。バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)も大勝している。

 ドルトムントは好調のパコ・アルカセル(Paco Alcacer)とマルコ・ロイス(Marco Reus)がまたしてもゴールを決めて勝利し、シーズン折り返し地点で首位のチームに与えられる通称「ヘルブストマイスター(秋の王者)」を確定させた。

 ドルトムントは開始7分に先制点かという好機を迎えたが、パコのGKの頭上を越えたループシュートはゴールライン寸前でクリアされた。驚くべきことに、パコの枠内シュートが得点にならなかったのは、ドルトムント加入後ではこれが初めてだった。

 それでもパコはファンを長く待たせることなく、19分にFKに頭で合わせてリーグ得点王となる11ゴール目を決め、すぐさまスコアシートに名前を刻んだ。さらにジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)の巧みなアシストからロイスが左隅に低いシュートを流し込み、ロイスの得点ランキング2位タイとなる今季リーグ戦10点目でチームはリードを2点に広げた。

 ブレーメンも35分に反撃し、マックス・クルーゼ(Max Kruse)がペナルティーエリア外からのシュートで1点を返したが、その後は同点ゴールを決めることはできなかった。

 バイエルンは4-0でハノーバー96(Hannover 96)に快勝し、このところの好調を維持している。

 バイエルンは前半2分、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)が無理やり残したボールにヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)がボレーで合わせて先制すると、29分にはダビド・アラバ(David Alaba)のゴールネットが枠からはがれそうな勢いの弾丸ミドルがゴール右上に決まり、リードを広げた。

 53分にキミッヒの低い折り返しから、相手DFをかわしたサージ・ナブリー(Serge Gnabry)が最後はトーキックで3点目を押し込むと、その10分後には再びキミッヒの完璧なクロスにロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が頭で合わせ、今季リーグ戦のゴール数を二桁に乗せた。

 その中で、ミュラーは何回かあったチャンスを逃すなどフラストレーションのたまる夜を過ごし、自身ブンデス通算300試合目でゴールを決めることはできなかった。

 2位ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)は1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)と0-0のもったいないスコアレスドローに終わった。ホームのホッフェンハイムは試合を通じて相手を圧倒し、ボルシアMGの5倍近い20本以上のシュートを浴びせたが、最後までゴールを割ることはできなかった。(c)AFP