【12月15日 AFP】オーストラリアのスコット・モリソン(Scott Morrison)首相は15日、同国は西エルサレムをイスラエルの首都と認めたと発表した。ただし、和平が実現するまで大使館をテルアビブから移転させる予定はないという。

 一方でモリソン首相は、将来、和平協議でエルサレムの地位が確定した暁に東エルサレムを首都とするパレスチナ国家を樹立するという大きな目標に向けても尽力している。

 モリソン首相によると、西エルサレムの首都認定は中東の「自由民主主義」を支援するというオーストラリアの国益にかかわるもので、国連(UN)に狙いを定めたものでもあるという。モリソン氏は、国連でイスラエルが「虐げられている」と主張している。(c)AFP