【12月15日 AFP】サッカーリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2018)の決勝で宿敵のリーベル・プレート(River Plate)に敗れたばかりのボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)は14日、ギジェルモ・バロシュケロット(Guillermo Barros Schelotto)監督の退任を発表した。

 ボカのダニエル・アンヘリシ(Daniel Angelici)会長は記者団に対し、「痛みや悲しみはまだ去ってはいないが、われわれは変革を行い、新たな監督をとともに来年を迎えることがボカにとって最善だと理解している」とコメントした。

 アンヘリシ会長とともに記者会見に出席したバロシュケロット監督は、「リベルタドーレス杯で優勝できなかった痛みを越えて、全てを出し切った安らぎの気持ちを持って退任する」と話した。

 ボカでプレーした経験があるバロシュケロット監督は、3シーズンにわたりチームを指揮した。

 新監督は明らかになっていないが、アンヘリシ会長は後任候補として「何人もの名前」が挙がっていると認めた。

「リベルタドーレス杯で最後まで戦い続けてくれたギジェルモとコーチングスタッフに感謝したい」「この国では重要と思われていない決勝進出を達成するために、可能な限りのことをしてくれた」

 バロシュケロット監督の下、ボカはアルゼンチン1部リーグで2連覇を果たしたが、リーベルとのリベルタ杯の決勝に敗れたことでチームには憂鬱(ゆううつ)なムードが漂った。

 ファンの暴動によって延期となった決勝の第2戦は、その再発を防ぐためにアルゼンチン・ブエノスアイレスから9656キロメートル離れたスペイン・マドリードで行われ、リーベルが2戦合計5-3で勝利し優勝を果たした。(c)AFP