【12月15日 AFP】バドミントン、BWFワールドツアーファイナルズ(BWF World Tour Finals 2018)は14日、中国・広州(Guangzhou)で男子シングルスの1次リーグが行われ、世界ランク1位の桃田賢斗(Kento Momota)は21-14、21-8でトミー・スギアルト(Tommy Sugiarto、インドネシア)を下し、3連勝で4強入りを決めた。

 わずか36分でスギアルトを退けた桃田は、準決勝で韓国の孫完虎(Wan Ho Son、ソン・ワンホ)と対戦する。また、桃田とともにグループBを勝ち上がったサミール・ベルマ(Sameer Verma、インド)は、次戦で地元中国の石宇奇(Yuqi Shi、シー・ユーチ)と戦う。

 これまで1ゲームも落としていない24歳の桃田は、今年の第24回世界バドミントン選手権大会(2018 TOTAL BWF World Championships)を制覇し、自身初の世界ランク1位まで上り詰めており、今大会で優勝すれば大躍進の年を最高の形で締めくくることとなる。

 2016年に違法カジノで賭博を行い1年の謹慎処分を受けた桃田は、同年のリオデジャネイロ五輪を棒に振っている。

 女子シングルスでは、山口茜(Akane Yamaguchi)が戴資穎(Tzu Ying Tai、タイ・ツーイン、台湾)の途中棄権により2勝1敗として4強入りした。

 右ハムストリングを痛めた世界1位の戴は試合後、「このけがはこれまでに経験したことがありません」とコメントしている。「きょうの試合で痛みを感じました。こういった形で大会が終わってしまい気分は良くありませんが、私にできることは他に何もありません」

 準決勝で山口は奥原希望(Nozomi Okuhara)との日本勢対決に臨む。また、準決勝のもう1試合では好調のプサルラ・シンドゥ(Pusarla V. Sindhu、インド)がラチャノック・インタノン(Ratchanok Intanon、タイ)と対戦する。(c)AFP