【12月15日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は14日、米国は北朝鮮との核交渉を「急いでいない」と表明し、両国が近く北朝鮮の核兵器放棄に向けた合意に達するとの期待に冷水を浴びせた。

 トランプ大統領はツイッター(Twitter)に「多くの人から北朝鮮との交渉をどう進めているかと聞かれるが、そのたびにわれわれは急いでいないと答えている」と書き込んだ。

 トランプ氏は一方で楽観的な見方も示し、北朝鮮経済は「素晴らしい可能性」を秘めており、同国の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は「誰よりもそれをよく理解しており、自国民のためにそのすべてを活用するだろう」と投稿した。

 米朝両国は来年、2回目となる首脳会談を開催する見込みだが、トランプ氏に対しては、北朝鮮が核・弾道ミサイル廃棄に向けた具体的措置をほとんど取っていないとの批判が上がっている。(c)AFP