【12月14日 AFP】米大リーグ(MLB)のクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)は13日、一塁手のエドウィン・エンカーナシオン(Edwin Encarnacion)をシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)に放出し、トレードでカルロス・サンタナ(Carlos Santana)を獲得したことを明らかにした。マリナーズには2019年ドラフトの戦力均衡ラウンドBの指名権も譲渡される。

【写真特集】2018大リーグ、カメラがとらえた決定的瞬間

 指名打者(DH)でもある35歳のエンカーナシオンは、2018年シーズンに打率.246、32本塁打に加えてア・リーグ3位につける107打点をマーク。本塁打では現役選手ではトップとなる7年連続の30本超えを成し遂げており、14年間のキャリア通算でも380本を記録している。

 マリナーズのジェリー・ディポト(Jerry Dipoto)ゼネラルマネジャー(GM)は、「エドウィン・エンカーナシオンのような、実績のある打者を獲得できてとても喜んでいる」「それに加えて、2019年のドラフト指名権では才能ある選手をまた一人、チームのマイナーリーグに迎えることができる」と述べた。

 一方、32歳のサンタナは、今月はじめにフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)からマリナーズへトレードされたばかりだったが、2010年にキャリアを開始した古巣インディアンスへ復帰することになった。2018年シーズンは打率.229、24本塁打、86打点を記録した。

 インディアンスは同時にタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)とのトレードで一塁手のジェイク・バウアーズ(Jake Bauers)を獲得し、代わりに内野手のヤンディ・ディアス(Yandy Diaz)とマイナー選手のコール・スルサー(Cole Sulser)を譲渡した。(c)AFP