【12月14日 AFP】バドミントン、BWFワールドツアーファイナルズ(BWF World Tour Finals 2018)は13日、中国・広州(Guangzhou)で男子シングルスの1次リーグでは、世界ランク1位の桃田賢斗(Kento Momota)が21-15、21-7でカンタフォン・ワンチョレン(Kantaphon Wangcharoen、タイ)に快勝した。

 賞金総額150万ドル(約1億7000万円)に上るシーズン最終戦で、世界王者の桃田は圧倒的な強さで難なく勝利を収め、大躍進の年を優勝で締めくくるべくグループ2連勝を飾った。

 絶好調を維持している桃田のライバルの一人である中国の石宇奇(Yuqi Shi、シー・ユーチ)も、アンソニー・ギンチン(Anthony Sinisuka Ginting、インドネシア)との37分間の試合を21-8、21-19で制した。

 一方、世界ランク3位の周天成(Tien Chen Chou、チョウ・ティエンチェン、台湾)は、韓国の孫完虎(Wan Ho Son、ソン・ワンホ)に21-18、11-21、14-21でまさかの敗戦を喫した。

 女子シングルスでは、インドのプサルラ・シンドゥ(Pusarla V. Sindhu)が14-21、21-16、21-18で世界1位の戴資穎(Tzu Ying Tai、タイ・ツーイン、台湾)に逆転勝ちを収める大番狂わせを演じた。台湾勢にとっては、周と並び残念な一日となってしまった。

 2016年のリオデジャネイロ五輪で銀メダルに輝いたシンドゥは、1時間2分にわたる熱戦で戴に約2年ぶりの勝利を飾ると、思わず膝から崩れ落ちた。14日に行われるツァン・ベイウェン(Beiwen Zhang、米国)戦では、グループAでの3戦全勝を目指す。(c)AFP