【12月14日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するトーマス・ミュラー(Thomas Muller)は13日、前日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のアヤックス(Ajax)戦でニコラス・タグリアフィコ(Nicolas Tagliafico)の頭を蹴り、退場宣告を受けた自身のプレーについて謝罪した。

 29歳のミュラーは記者団に向け、バイエルンでの462試合目にして初めて一発退場となったことについて「もちろんそのつもりはなかった」と話した。

 またミュラーは、謝罪をするため試合後にアヤックスのロッカールームに向かったが、95分に同点弾を挙げたタグリアフィコはすでに会場を後にしていたと明かした。

 その代わりとして、ミュラーはインスタグラム(Instagram)でタグリアフィコに向け「昨日起きたことについて本当に申し訳なく思う! 意図的なものではなかった。お大事に」とメッセージを送っている。

 ミュラーは75分、脚をいっぱいに伸ばしボールをコントロールしようとしたが、これがタグリアフィコの頭を直撃。ミュラーにはレッドカードが提示され、タグリアフィコは治療を余儀なくされた。

 バイエルンのチームメートとニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督は、このプレーが一発退場で妥当だったと話している。

 コヴァチ監督は「トーマスは彼(タグリアフィコ)を見ていなかった」と話した上で、「しかしあれはレッドカードだ。相手の選手を認識しておくべきだった」と続けた。

 ミュラーは来年行われる決勝トーナメント1回戦の第1戦で出場停止になる見込み。同ラウンドの組み合わせ抽選会は、スイス・ニヨン(Nyon)で日本時間17日午後8時から行われる。(c)AFP