【12月16日 CNS】中国・重慶市(Chongqing)で12日、重慶市が開発・製作したゴミ分別のためのスマート管理プラットフォームの運用が、市内の一部地区で始まった。

 市民はまず、コミュニティ区内に設置されたサービス施設で、住居番号が登録されたQRコード付きのラベルシールを受け取る。自宅の家庭ごみが入ったゴミ袋にラベルを貼り、そのゴミ袋を分類指定されたゴミ箱に出すことでポイントがたまるシステム。ポイントによって日用品と交換できる仕組みになっている。

 このプラットフォームは、IoT(モノのインターネット)システムなどを応用したもので、QRコード、GPS機能などの技術から世帯ごとに実名登録し、ゴミの分別徹底の状況や回収管理データを収集・転送することで、投棄されたゴミのトレーサビリティー(履歴管理)や分別状況を管理できるようになっている。

 これによって、ゴミの分別をしっかり行っている市民には褒賞品を提供し、そうでない市民に対しては注意喚起や指導を行うなど、市民にゴミの分別活動をより促進させるものとして期待されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News