【12月13日 AFP】韓国と北朝鮮は12日、非武装地帯(DMZ)の監視所の撤去について、検証を開始した。韓国政府が明らかにした。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は9月、平壌で行った首脳会談で、朝鮮半島の急速な和解の一環として、非武装地帯の監視所計20か所の撤去に合意していた。

 11月、北朝鮮は自国側の監視所10か所を爆破し撤去。韓国も自国側の監視所10か所を掘削機で撤去した。

 韓国国防省は12日朝、韓国側の検査官が北朝鮮側の監視所跡に出向き、全ての火器が撤去され、人員が退去したことの検証を実施すると発表した。北朝鮮側の検査官も、韓国側で同様の検証を行うという。

 韓国国防省は声明で「分断後初めて、南北の兵士が平和的に軍事境界線を越えた」と述べた。(c)AFP