【12月13日 AFP】ロシア五輪委員会(ROC)のスタニスラフ・ポズドニャコフ(Stanislav Pozdnyakov)会長は12日、ドーピングとの闘いを主導する同委員会の努力によって、2020年東京五輪では選手団派遣が可能になるとの見解を示した。

 今年5月にROCのトップに選出され、ロシアスポーツ界の「信用回復」を誓っていたポズドニャコフ会長は、モスクワで開かれた記者会見で、「ロシア国内では、反ドーピング教育・文化の拡大に向けた取り組みが順調に進んでいる」と強調した。

 さらに、「この問題に関する当委員会のイニシアチブによって、わが選手団が次の五輪に出場できることを確信している」とすると、2022年北京冬季五輪の参加を見据え、母国選手に向けた訓練プログラムも提示した。

 各国際団体から国家ぐるみでドーピングの不正を行っていたと認定されたロシアは、今年開催された平昌冬季五輪の出場を禁止された。世界反ドーピング機関(WADA)は今週、モスクワでロシア反ドーピング機関(RUSADA)の監査を行った。(c)AFP