【12月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は12日、グループH第6節が各地で行われ、アウェーのユベントス(Juventus)はBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)に1-2で敗れた。しかし、同日の試合でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が1-2でバレンシア(Valencia CF)に屈したことを受け、ユベントスは首位通過を決めている。

 すでに敗退が決まっていたヤングボーイズは、30分にギヨーム・オアロ(Guillaume Hoarau)のPKで先制すると、68分には再びフランス人のオアロが追加点を記録。対するユベントスは、ホームで行われた両チームの対戦でハットトリックを決めたパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)を失点後に投入すると、80分に同選手が1点を返した。

 ディバラは後半アディショナルタイムにもネットを揺らしたが、これは得点とは認められなかった。この結果、ユベントスは昨年11月から続いていた公式戦における敵地での連続無敗試合が26でストップしたが、グループHを勝ち点12の首位で突破。同10のユナイテッドが2位、同8のバレンシアが3位、同4のヤングボーイズが4位となった。

 ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は「すべてが悪い方向にいったように思えた夜だったが、首位通過という目標を達成した。十分に集中できていなかったのかもしれない」と振り返った。「多くのチャンスを外し、相手にPKを与えてしまった。負けるべくして負けた」

 ユベントスはすでに決勝トーナメント進出を決めていたが、アレグリ監督はベスト16でFCバルセロナ(FC Barcelona)やレアル・マドリード(Real Madrid)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との対戦を避けるため、この日の最終節で同大会の歴代最多得点者であるクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を先発で起用した。

 欧州制覇を5度経験しているロナウドは「チャンピオンズリーグの醍醐味(だいごみ)はここからだ」と話している。

「前半で試合を決めたいと考えていたから、きょうは満足していない。個人としても何点か決められたし、それができていれば、結果はおそらく違っていただろう」「フィジカル面の状態は良い。ここまで出場できるすべての試合でプレーしているが、その決断は監督と一緒に下している」 (c)AFP