【12月12日 AFP】(更新、写真追加)中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)の孟晩舟(Meng Wanzhou)最高財務責任者(CFO)がカナダで逮捕された事件で、バンクーバーの裁判所は11日、孟容疑者の保釈を認めた。

 孟容疑者をめぐっては、対イラン制裁に違反した詐欺の疑いがあるとして米当局がカナダ側に身柄の引き渡しを求めている。

 孟容疑者側は、体調や健康状態を理由に保釈を請求。孟容疑者は先に、パスポートの提出に加え、保釈された際には電子監視装置を装着することにも同意していた。

 裁判官は保釈を認めた理由について、弁護団から提案された保釈条件により、孟容疑者が米国への引き渡しに関する審問のために出廷しないリスクが「受け入れられる水準」に下がったと説明した。

 裁判官が保釈の決定を言い渡すと、法廷に集まった孟容疑者の支持者たちから歓声が上がった。

 孟容疑者は間もなく保釈され、バンクーバー市内に夫が所有する自宅への滞在が認められる見通し。(c)AFP